
新潟

2010.05.18.

memorandum
5月22日より6月20日まで毎週金土日、新潟聖籠町二宮家米蔵にて、展示『劇』がはじまります。
先週、新潟に来る。
去年から置いたままだった作品を片付けて、
みんなで床のぞうきんがけをした。
バケツの水はあっという間に泥水になる。
去年のわたしは、きっと床にぞうきんがけは出来なかった。
今年は出来た。
去年は新潟のことを米蔵の中で考えた。
今年は米蔵のことを考えようと思っていたら、自分のことに戻って来た。
米蔵のことを考えていたら、自分のことを剥き出すことになった。
こうして剥き出されたことが、ひっくり返って、
いろんな人のまた「自分のこと」になって飲み込まれていくと嬉しいと思った。
今日また新潟に着く。
去年、あんなに大きなものを作ったのがなんだったのかと思うほど、
今年は作品が小さくなった。
ここ新潟の、新潟絵屋の月報の表紙のための作品作りを『十二』とタイトルをつけて、
去年の年末からはじめて、
今ここでしか書けないことを書き留めることをはじめたら、
作品がだんだん小さくなってきた。
自分の普段のサイズということなのだろう。
そうしてそういう大きさと向き合っている中で、
通りすがりにしか書き記せないことがあると、
このシリーズをはじめてから知った。
この『十二』も今回の米蔵も、
新潟のことは具体的にもう出て来ないけれど、
新潟で過ごして来た時間がなければ、
できなかったかたちだと思う。
今朝、新潟に着いた。
最近駅前からバスに乗ってしまっていたのを今朝はやめて、
ひさしぶりに歩いた。
万代橋を渡っていたら、
もう寒くないと思った。
空は快晴で、青い。
もう寒くないんだなと思って歩いていた。