
夜

2008.10.28.

memorandum
関西へ行く前から切れていた電球を買いに電気屋へ行く。買って帰ってみると、ひとつは正しく、ひとつは間違っていた。正しい方を取り替えて、一時間程してから買い直しに行く。
京都で珈琲を飲みに入った店で観たいと思っていた映画のポスターが貼ってある。その日の夜に再放映しているのだった。観たいと思ったが、時間のことなど気になって結局観に行かなかった。切れていた電球をふたつとも取り替えてから、ふとその映画のことを思い出して調べてみると一時間後に東京で観られることがわかった。Nはいないので、誰にも映画に行くことを告げずに出掛ける。はじめて降りた駅前の映画館は小さい映画館だった。
映画はびっくりするほどさりげなくはじまった。予告で見知っていた場面の後先がそうだったのか、と思いながら観ていたら、突然知っている景色が出て来た。何度も何度も行ったそこでの記憶が急に鮮明に思い出されて来て、その記憶と映画の場面が重なって涙が出た。今、Nと私がいる場所は去年は想像もしなかった。時間は思いも寄らないところへ人を運ぶとそのとき思った。